調律師のみなさま、こんにちは。
緊急事態宣言を受けて延期になってしまったセミナーの資料を一部、一般公開しようと思います。
セミナーの表題は『ユニゾン研究会 -第6部分音の唸りは訓練で聞こえるようになるか?-』です。
私がこれまで全国各地で行ってきたセミナーで出会った達人たちの証言と、私自身がその証言をもとに同じ手法を身につけるに至ったトレーニングの仕方についてお話する予定でした。
達人たちの調律したユニゾンは参加した調律師たちから多数票を集め、機械で計測した数字上でも優れた成績を収めています。
私がどのように調律をしているのかと質問したところ、返えってきたのは全く同じ答えでした。彼らは同じ師に教わったわけでもなく、これまで面識もないまま別の道を辿って同じ答えに至っています。
しかしながらその答えは調律学校で教えられる内容や業界で広く浸透した考えとは違っていました。
それは『特定の高次部分音の唸りを独立させて聴く』でした。
ここでは以下に4人の方の証言を掲載します。
セミナーではそのメリットをお話し、どうやったら聴こえるようになるかを実際のピアノを使い実践する予定です。
緊急事態宣言が解除されたら改めて日程をご案内いたします。
高木治夫氏 日本ピアノ調律師協会 四国支部会員
楽器堂
インタビュー動画
2017.10.23 倉敷でのセミナーのユニゾン実技で最多得票し、機械の測定でも0.0¢を叩き出した。その後質問に答えて。
Q. 普段、ユニゾンを調律するときにどのようなことを心がけていますか?
続きを読む 達人たちの証言