【ピアノDIY】よくある雑音と共鳴

ピアノを弾いていて不意に鳴り出す雑音、「ビィーン」「シャーン」と言った音、気になって弾けないですよね。
原因はさまざまですが、大きく二つに分けられます。

①ピアノの外で鳴っている場合と、
②ピアノの中から鳴っている場合です。

②の場合は蓋を開けないといけないので調律師でないと難しいかもしれませんが、①ならばご自分で止めることが出来るかもしれません。
原因が分からないまま鳴りやんでしまうこともあるので鳴っているうちに動画を撮っておくとをお勧めします。

ピアノの外の場合

ピアノの外でよく鳴るケースを挙げてみますので参考にしてみてください。

【ピアノの上に載っているモノ】
まずはピアノの上を探しましょう。雑音がしている鍵盤を連打しながらピアノの上に載っているものに触れてみましょう。発生源に触れるとピタッと止まるので特定できます。本当はなにも乗せないのが理想ですが、直接置いていると鳴りやすいのでカバーを敷きましょう。

例:写真立て・メトロノーム・人形ケースなど。

【自由に振動できるモノ】
周辺の小物が共振している場合は難易度が上がります。自由に振動できる状態の小物はピアノと離れていてもよく共振します。
二人で協力すると見つけやすいです。一人が共鳴している鍵盤を連打している間に、もう一人が共鳴の発生源に触れるとピタッと止まるので特定できます。

例:カーテンの掛かっていないカーテンレールのランナー・白熱電球のフィラメント・緩んだ照明器具・天井裏のチリ・コンセントのカバー・ヴァイオリンなど弦楽器・タンバリン・カホンなど打楽器・スネアドラムのスナッピー

【アップライトの背中に落ちているモノ】
重いのでピアノを動かすのは大変ですが、少しゆすると下に落ちて収まる場合もあります。これまでも色々なものを拾いました。

例:充電器・クリップ・化粧品・オルゴール・ピンポン玉・楽譜止め・クリップ

ピアノの中の場合

なにせピアノは部品点数(8000〜10000と言われます)が多いので内部でネジなどが緩んで共鳴している場合や、ピアノの内部に鉛筆などが落ちて鳴っている場合などがあります。

【緩んだネジなど】
ピアノにはたくさんのネジが使われているので中には緩んで共鳴してしまうものもあります。だいたい鳴りやすいネジは決まっているのですが、特定するためにお客様に手伝って頂く場合もあります。

【グランドの響鳴板に落ちているモノ】
・鉛筆・腕時計・錠剤の包装シート・ワッシャー・クリップ・割れたピアノの塗装の破片など軽いものでも場所が悪いと鳴ります。
調律に伺う際は毎回ブロアーを持参し落ちているものを吐き出すようにしています。

【響鳴板の割れ】
過乾燥の環境、特に床暖房のお部屋に置かれたピアノや、古いピアノは経年変化で変形して響鳴板が割れてしまうことがあります。本格的に直すためにはオーバーホールしなければなりませんが応急処置できる場合もあります。

止みそうにない場合はご相談ください。雑音を止めるのも調律師の腕の見せどころ、響板割れ以外ならたいがいは止められますので。

クラフトピアノサービス 鶴田圭寿